- 子育て中の主婦の方
- 共働き世帯
- 一人暮らしでなかなか自炊に時間を割けない方
…と忙しい方の中には宅食の利用を考えている方もいますよね?そこで気になるのが、「宅食ってどれくらい時短になる?」という点ではありませんか?
「宅食を利用してみたけど、思ったほど時短にならなかった」
「自炊とあまり変わらず、思いのほか手間がかかった」
というようではがっかりですよね。
この記事では、自炊→宅食にすることでどれくらい時短になるのかを見ていきますよ!
- 自炊にかかる平均時間
- 自炊と宅食とで夕食にかかる時間を比較検証(私が実際に利用した結果)
- 自炊を宅配食事に置き換えたことで得られた5つのこと
地味に時間がかかる料理…時短になるなら宅食も利用したい
料理に費やす時間の平均は?時短傾向に
夕食にかける時間で言うと、1時間前後が8割というデータがあります。
完全に自炊をするとなると
- 調理する時間
- 食材を買い物する時間
- 食べたものの後片付けをする時間
がでてきますよね。
洗い物やシンク、レンジ周りを軽く掃除する時間も含めたら1時間半~2時間はかかるのではないでしょうか。毎日続けているとかなりまとまった時間になるのは想像つきますよね。
さらに、グラフを見て分かるように、20年前から徐々に時短傾向にあります。
- 共働き世帯が増えたこと
- 親世代との同居をしない核家族化していること
もあり、女性が家事に割ける時間は少なくなる一方で手伝いてがいないという理由からでしょう。
宅配食事の魅力
- 温めるだけ
- 栄養バランスも考えられた食事を摂れる
- ストックとしてとっておくことも可能 ※冷凍宅配弁当の場合
- 食事つくりにかかる時間を他のことにあてられるので心身ともにゆとりがうまれる
手間なし!レンチンで食べられる
宅配食事の魅力は、電子レンジで温めるだけで気軽に食べられる点。
主婦の時短になるだけではありません。料理が苦手な旦那さんにもお願いできたり、火を使わないため子供に留守番していてもらうときの1食にできたりもします。
栄養バランスも考えられている
手軽に食べられる食事は、炭水化物ばっかりや野菜不足になりがちですが宅食の場合はその心配もありません。
ものによっては、管理栄養士が監修している宅配食事もあり、栄養バランスも考えられています。
主菜、副菜がそろってお弁当形式になっているので、罪悪感を感じにくいのも嬉しいポイントです。
時間に余裕ができ心身ともにゆとりをもてる
日々、家事に人によっては仕事に育児に追われていると、気づかないうちに心身ともに疲労がたまっています。
疲れていると、元気なときなら受け流せるようなことにイラっとしたり、笑顔が減ったり。
「笑顔の回数が減って悲しい」と旦那さんに言われ、ハッとしました。
なるべくなら手作りのものを、と思う気持ちも分かりますし、心がけも立派だとは思います。
が、心身のゆとりも家庭円満/家族みんなの幸せのためにも必要なこと。
もちろん、わたしたち自身にも。
宅食で時短できたゆとり時間は、
- お風呂などリラックスする時間にしたり
- 夫婦でゆっくり会話したり映画を見る時間にあてたり
- 趣味や勉強の時間にあてたり
- とにかく睡眠時間を確保なり
することで、身体だけでなく心にもゆとりが生まれます◎
検証!自炊と宅食/宅配食事での食事までにかかる時間
自炊と宅食とで、食事にかかる時間を比較してみました。
その様子をお伝えします!
検証方法
- 1週間の平均時間
※作るメニューによっても差がでるから - 自炊は特別に時間がかかるもの、インスタントは避け普段通りに作ってみた
- 料理の作り始めから洗い物が終わるまで
自炊をする際には、なるべく普段通りの生活を心がけました。
特別に手の込んだ料理を作る、念入りに掃除するといったことは避けて実験しています。
自炊の場合
曜日 | 調理時間 | 後片付け |
月曜 | 51分 | 20分 |
火曜 | 47分 | 22分 |
水曜 | 49分 | 20分 |
木曜 | 50分 | 25分 |
金曜 | 35分 | 17分 |
土曜 | 52分 | 21分 |
日曜 | 66分 | 32分 |
合計 | 350分 | 157分 |
平均 | 50分 | 22.4分 |
↓「+」をタップ(クリック)すると詳細が確認できますよ!
- 月曜日のメニュー
肉じゃが
ブロッコリーとエビのサラダ
納豆(撮影後に追加)
油揚げと白菜の味噌汁作成時間51分
後片付け20分
- 火曜日のメニュー
カレー
福神漬け
サラダ作成時間47分
後片付け22分
- 水曜日のメニュー
塩鮭
小エビとゆで卵のサラダ
ひじき煮
豆腐、しいたけ、三つ葉のお味噌汁作成時間49分
後片付け20分夫に撮ってもらいましたが、生活感溢れすぎ…
ひどい写真ですが、これがリアルです。。。
- 木曜日のメニュー
タンドリーチキン
ソラマメと干し玉ねぎのポタージュ
小松菜の塩昆布ツナ和え作成時間50分
後片付け25分
- 金曜日のメニュー
冷やし中華
明太子ポテトサラダ
小松菜と油揚げの煮びたし作成時間35分
後片付け17分疲れたのでカンタンメニューにさせてもらいました。
- 土曜日のメニュー
かぶとハンペンのかぶら蒸し風
ほうれん草のナムル
ブロッコリーのごまマヨ和え
しらす納豆作成時間52分
後片付け21分お昼にマックを食べたので塩分&カロリー控えめに…
- 日曜日のメニュー
サバ&キノコの炊き込みご飯
切り干し大根の煮物
豆腐とほうれん草の味噌汁
ブロッコリーのゴママヨ和え作成時間66分
後片付け32分
ということで合計していくと…
調理時間 | 後片付け | |
合計 | 350分 | 157分 |
平均 | 50分 | 22.4分 |
このほか、2回ほどの買い物&食材整理でかかった時間が約2.5時間(150分)
1日換算すると21.4分
食材は、昼ご飯でも使っていますが、単純に上記の表の時間に足すと・・・
夕食1食あたりにかかる時間が平均93.8分!!
夕食作りと日々の買い物で実に、1時間半を毎日使っていることが判明!
このほか朝ごはん、昼ご飯もあるわけで。。。1日にかなりの時間を家事に費やしているのが伺えますよね。
単に私の手際がよろしくないからというのもあるかもしれませんが、最低でも1時間程度は食事の準備や後片付けにとられているのではないでしょうか?
宅食/宅配食事の場合
曜日 | 解凍時間 | 後片付け |
月曜 | 10分 | 5分 |
火曜 | ー | ー |
水曜 | 9分 | 5分 |
木曜 | 10分 | 5分 |
金曜 | ー | ー |
土曜 | 9分 | 5分 |
日曜 | 10分 | 5分 |
合計 | 48分 | 25分 |
平均 | 9.6分 | 5分 |
※火曜は自炊、金曜は外食でした。
宅配食事の業者、メニューによっても温め時間は異なります。温め時間は500wでだいたい4~5分が一般的。
おかずだけがパッキングされていて、ご飯は別のことが多いので、ご飯だけは自分で用意する必要があります。
我が家では、5合×3回を1日にまとめて炊いてすべて冷凍ストックしています。炊いたらすぐパッキングすることで、保温時間もなく電気代の節約にもなります◎
冷凍したご飯の解凍時間が約5分
ということで、だいたい宅食とセットで10分程度です。
さらに!同じ10分でも火を使うわけではないので、ずっと台所にはりついている必要もなし!
非常に効率よく動けます。
宅食の場合は、買い物も不要なのでかかる時間はこれだけ。注文する際の時間と言ってもせいぜい10分程度。
桁違いで時短できているのが分かりますね。
結果:宅食/宅配食事利用で週6時間も節約できた!
結果をまとめます。
自炊 | 宅食 | 短縮時間 | |
合計時間 | 507分 | 73分 | 434分 |
平均時間 | 72.4分 | 14.6分 | 57.8分 |
1日あたりでも1時間近く、さらに、週全体で見ても大幅に6時間ほどの時間を短縮できていました!
体感でも、夕方バタバタしなくなって1時間近く片付け後の時間が早くなったな、とは思っていました。
改めて数字で見てみてびっくり。
宅食/宅配食事の利用で時短できた先に得られた5つのこと
- 夫とともに在宅で仕事
- 0歳児を子育て中
の自分が宅食を使ってみての感想です。
心にゆとりができて優しくなれた
小さい子を育てている今、10分でさえ余裕のある時間を生み出すのは簡単ではありません。
1日1時間、1週間にして5~6時間も余剰の時間を生めたのは本当にうれしかったですね。
特に夕方は、たそがれ泣きとあいまって、最もバタバタする時間。夕飯の準備からお風呂の用意、子どものご飯…とバタバタしていました。
夕食を宅食に置き換えた日は時間だけでなく、心にもゆとりが。多少泣かれても気長にあやせるようになりました。
疲労度がいくぶん和らいだ
寝不足も相まって、慢性疲労のような状態に。
宅食を利用した1週間の間は、浮いた1時間でゆっくりゴロっとしたりのんびりした時間を過ごしました。
夕食の準備、お風呂とあわただしくて、ご飯後は一気に疲れが押し寄せてきてました…
子どもが寝た後に仕事の続きをしようと思いつつも寝落ちしてしまうこともしばしばでした。
が、宅食に切り替えた1週間は22時以降も余力があって、自分でも疲労度がいつもより和らいでいるな、と実感。
普段手が回らない家事をできた
調理しない分、ガスレンジやシンク周りの掃除をあまりしなくてよかった1週間。
その分を、「気になってはいたけど普段なかなか着手できない家事」にあてられました。
食材も減らしてセーブしていたので、冷蔵庫を整理したり除菌したりできたのもよかったです。
細かなことですが、ちょっとスッキリ!
>>掃除した箇所
- 電子レンジ庫内天井の清掃
- オーブントースター内の掃除
- 窓ガラス(屋内側)&窓サッシのふき取り
- 冷蔵庫内の掃除&除菌
余った時間を子どもや夫婦で過ごす時間に充てることで、みんなの心の充実感が増した
1時間以上節約できた日もあったので、早めにご飯を済ませて子供とのんびり過ごす日もありました。
夕方の忙しさから解放されたおかげで、夜も少し余力が残っていたため、久々に夫と映画鑑賞まで!
子どもが産まれる前のような、贅沢な時間の使い方ができました。
パツパツにならないおかげで、私の心にゆとりがうまれました。
それが子どもや夫にも伝播したようで、心なしか笑う回数やコミュニケーションをとる機会が増えたような気がします。
時短、楽になった以外の効果も!献立の参考になった
時短になった他に、予想外のメリットも!
それは・・・
献立が参考になる という点
宅食は主菜、副菜とワンプレートに3~4種類のおかずが並びます。
自分ではなかなか使わない食材や味付けを学べたり、と新しい発見がありました。
自炊していると知らず知らずのうちに「よく使う食材」「あまり使わない食材」って出てきませんか?
宅配食事に入っていたおかずに着想を得てクックパッドで検索して自分なりにアレンジしなおしたり。レシピやレパートリーを増やすきっかけにもなってくれます。
まとめ:宅食/宅配食事は家事の時短だけでなく有効な時間をもたらしてくれた!
- 夕食にかかる(片付けなど含め)平均時間は1時間半前後
- 自炊→宅食で平均1日あたり1時間も時短できた
- 宅食利用で、心身ともにゆとりができてイライラしにくくなった
- 宅食利用で、普段手が回らない「ちょっとした家事」がはかどった
- 時間に余裕ができ、私がカリカリしなくなって家族みんなの笑顔も増えた
- 宅食は、献立の参考にもなった
自炊を宅食にかえることで、1日あたり平均1時間は時短になりました。
毎食とまで言わずとも、宅食を適切に取り入れることで、今より生活/家族の満足度ともにUPするはずです。
Originally posted 2020-09-06 17:23:29.